先週の福原駅-岩間駅ハイキングの途中、旧洗心館の周辺で見た「マムシグサの赤い実」です。
実のなる前の茎は、コンニャク芋に似ています。赤い実やコンニャク芋に似た球根は、有毒ですから食べると”とんでもない”ことになるようです。
マムシグサもコンニャク芋もサトイモ科の植物で、シュウ酸カルシウムという物質を含んでいます。シュウ酸カルシウムは、コンニャク芋全体に分布する鋭く尖った針状結晶で、 処理をせずに生で食べると口中の粘膜を刺激し、大変酷い事になるそうです。コンニャクに比べアクの少ない里芋の皮を剥くと手が痒くなりますが、 アレの更に強烈なものだそうです。
口に入れた人の話では、食感はまずまずであったが、その直後、口の中に鋭い痛みがはしった、口中からのどにかけて針をさすような痛みがあり、唾を飲み下す事ができない、口から涎を垂らしながらの悲惨な状態であった、ということです。