部屋の中で蓑虫を見つけました。 庭に咲いていた石楠花を切花にして活けようとしたとき、 その石楠花についていたようです。 「ゴミが落ちている。でも、ちょっと?」と思って、 夏目の木の根元に置いたら、這い上がっていました。

かつて、蓑虫は、冬、木々の枯れ葉が落ちた枝に垂れ下がっていた様を、 冬の風物詩のように思っていたのですが、最近、見かけていません。
調べてみると、寄生バエが原因で、絶滅の危機にさらされているとか、 寄生バエは、蓑虫の幼虫が餌を採るときに蓑から頭と首をわずかに伸ばした すきを見計らって飛びつき、頭盾の下部に産卵するようです。
寄生バエには、ナミアゲハの幼虫が何度も寄生されたことがあり、 やっかいなやつです。
蓑虫は、用心深くちょっと足音がしただけで動きを止めます。
無事に成長する様に願いながら、毎日見ています。

蓑虫が移動、意外と早いです。足音の気配にピタットと動かなくなりました。