実家の庭の椿の枝を竹籠に飾っています。部屋が暖房で温かいので、硬かった蕾がうっすらと色づいてきました。椿は、赤い花と凛とした葉が美しく大好きです。
椿の原産国は日本です。花言葉は「誇り、完璧な魅力」、赤椿は「気取らない優美」、白椿は「理想の愛」です。日本では、万葉集の頃から知られており、室町時代には茶花として観賞されてきました。
椿の季語は春。鮮やかな赤や白い花と、黄色い花粉の色調が美しく着物などの柄にも使われていますね。子供の頃、母が紺地に赤い椿の花が大胆に描かれた銘仙の着物を着ていたのを思い出しました。その着物は、その後お布団に仕立て直されて私達を温かく包んでくれたのでした。