リビングの壁に長い間掛けているオランダ製ザーンダム壁掛け時計です。2007年7月16の中越沖地震の時に止まったまま長い間、振り子を揺すっても動きませんでした。数年前、もうダメねと諦めながら、振り子を支えている金具にKURE5-56を吹きかけたところ、動き出して今日も時を刻んでいます。
ずいぶん前ですが、あまりにも正確でないので時計屋さんに調整を頼んだことがあります。数週間の時間と数万円の費用を払ったのですが、結果は替わりませんでした。 時計が動き出してからは、正確でなくても動いているだけで良いと考えて、毎朝、時刻合わせをしています。
先日、リビングの床に細長い金具が落ちていて、猫が転がして遊んでいました。何の金具だろうと思いながら捨てようとして時計を見ると、長針がありません。時計の長針が落ちていたのでした。時計の文字盤にはガラス板のはめ込みがありませんから、長針が簡単に落ちてしまうのです。そのかわり、簡単に付けることができます。ただ、はめ込むだけです。
時を知らせる鐘は、チーン・チーンとハンマーで鐘を叩く方式です。一日に何分も遅れる時計ですが、とても澄んだ高い音色で気に入っています。