さなぎ1
昨夜は蛹になる準備をしていましたが、今朝は、蛹になっていました。 昨日は、虫かごの側面に糸の塊を吐き、向きを変えてそこに尾部をくっつけ、頭部を反らせながら胸部を固定する糸の帯を吐き、体を固定し前蛹の状態でした。その状態で一昼夜を過ごした後、脱皮して蛹となりました。
蛹の期間は暖かい時期にはおよそ1週間ほどですが、越冬する時は数か月ほどそのままで過ごします。
蛹の体内では組織の再構成が起こり、成虫になるための準備が進みます。成虫の体ができると、蛹が黒ずんで成虫の模様が透けて見えるようになります。
晴れた日の朝方に、蛹の頭部と胸部の間が割れ、成虫がはい出てきます。成虫は縮んだ翅に体液を送って伸ばし、体が固まると飛び立ちます。
山椒の木に、ひとつだけ羽化してび立った蛹の透明な抜け殻があります。これまでは、多くの蛹が蛾などに寄生されて、羽化して飛び立つことができませでした。きっと、いつの間にか飛び立ったんだと思います。